ジロトマッテル再演、2024年10月25日~27日に行われました札幌公演、好評のうちに上演することができました。
観て下さった皆様より感想沢山頂いております、物語がわかりずらいと思っていたのですが”とてもわかりやすかった”との意見が多かったこと、意図して盛り込んでいた非言語のコミュニケーションが見る人の気持ちに届いたという実感、ここはもっと気持ちを割いてほしかったというご意見にも納得、それ以上にこれ先の期待も込めて”もっと沢山の人に見てもらいたい”というご感想を複数有難く頂いていること、切に喜んでおります、頑張れました。
ご来場下さいました皆様、ご関心下さいました皆様、助けて下さいました皆様、応援して下さいました皆様、ありがとうございました、また学び深い機会とできました、本当の本当に皆様の出会いあっての舞台で小劇場なのだとひしひしと感じました、日々の繋がりからやって来る交歓に心から感謝を刻んでいます、今後についても色々と思いを馳せているのですがそうです、まだ公演は続いています、早速、再構成に取り掛かっております、縦走です、もう一山越えるのです。
一人芝居として岩手県、野田村、陸前高田市へ届けに行きます。
「どうやってやるつもりなの?」と当然の疑問を受けております、札幌を観てもらった皆様は当然そう思うでしょう、それだけ岩本伊織さん/いおりちゃんのジロが魅力だったのだと思います。岩手では、マッテルの相手役は自分で作る人形が相棒となります、一人芝居で人形が一緒というのは珍しいことではありません、様々な方が様々な方法で上演されていますし私はすでに経験済みです、引き続き使用する自分で作ってきた道具の数々は一人で上演できる様に改めて加工します、演じながら音響操作も行うのです(こちらも実は初めてではありません)、どうすればもっと自由に喜んで作品作りに取り組むことができるのか?いつも問うています、今後もこの様なスタイルでやっていけれるのか旅をしながら挑戦します、作品を共演者の感性に晒さして変化を起こすのではなく、私、個人としての切り口から見る物語ということです、演者が変われば作品も変化するということがこの作品で乗り越えてきたことです、ですから上演、可能です。
もう、私と関係して下っている皆様で知らない人はいないと思います「野田村」いってきます。
2024年、今年、北海道にきてくださいました岩手県野田村/大黒舞の会の皆様が暮らす土地へ、お芝居を観る習慣がない皆様へ柴田智之作品を届けてきます、好みがあるものですから喜んで頂けるかどうかわかりません、それでも好きになった人達へ自分の芝居を届けること、良くても悪くても感じたことを会話してその後や今後について言葉を残すこと、一つ一つの新しい出会いと自分の知らない新しい体験に満ちた旅の味わいそのもの、これらが何よりの報酬となります、きっかけは全て作業療法士資格を得る為に通った病院実習先で出会いました故/Aさんという方が語ってくれた「野田村」という暖かな言葉の響きがあったからです、私が感じたことのない”故郷”という感覚に魅せられたからです、繋げてくれたのが三陸国際芸術祭の皆様であり、”郷土芸能”でした。
毎年、秋に開かれているという野田村文化祭にて今回について広報して下さっています。
ありがとうございます、専心して作品、届けにいきます。
ホーム/【公式】岩手県野田村ホームページ
こうして野田村での交流が始まった現場には、再会がありました。
札幌でのご縁、青木美由紀氏です、岩手公演では現地制作/照明のお仕事を依頼しております。
舞台照明の裏方として働くのではなく現在、陸前高田市を拠点として戯曲を執筆する/イベントを企画するなどを活発に行っているのですから人生の不思議を思ってなりません、2023年、彼女を通じて朗読劇に参加させてもらうことで”陸前高田”という土地に出会いました。
北海道では見られない景色がありました、とても奇麗でした、食べものがとてもおいしくて驚きました、ここでしか出会えない新しい出会いが沢山ありました、とても楽しかったのです、私の知らない”お祭り”という文化がありました、とてもとても魅力でした、体験を通してこの沿岸には長い時間をかけて積み重なった経験とまったく異質な新しいものとが反応し合わなければならない環境があるのだと率直に感想を持ちました、人と街と土地、この関係性そのものが大きな魅力でした、朗読劇では全員初めましてのお客さんでしたが観劇後、「面白かった、またきてほしい」と声をかけてくれた方がいました、率直に嬉しかった、これらが今回にまた無理をする理由になります、これで十分です、舞台というものは”約束”そのものでありますから、しっかりこれを果たしてきます、届けてきます。
※陸前高田では、滞在制作(絵画)、個展も企画しておりますので詳細、追ってお知らせさせて下さい。
ご友人/知人、ご親戚など岩手県、野田村/陸前高田へ来れそうな方がいらっしゃいましたら、ぜひお声掛けお願い致します。
精一杯、取り組ませて頂きます、出会って下さいね。
長文、読んで頂きありがとうございました。
頑張ってきます、応援して下さい。
ジロトマッテル/岩手公演
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父さんと母さんが別々に暮らすことになった、大人の理由はわからない。
キレイな月が出ている夜だった、
とにかく、ここではないどこかへ行きたいと願うと雨が強く降った。
流されてゆくぼくの部屋は舟に変わっていた。
何があったのか忘れてしまう程時間が過ぎた頃、
舟はひとりのピエロが暮らしている島にたどり着いた。
彼の名前はマッテル。
僕たちはともだちになった。
理由なんて必要なかった、ふたりで旅に出かけた。
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[野田村公演]
■日時:2024年11月24日(日)14:00開演
※受付開始・開場は開演の30分前。上演時間は1時間程度を予定しています。
■会場:野田村生涯学習センター多目的室
岩手県九戸郡野田村野田第20地割117
陸中野田駅より徒歩約10分。駐車場有。
■料金 一般 3,000円
中学生以下無料
「ジロトマッテル」岩手・野田村公演 予約受付フォーム|R7 TICKET SERVICE(R7チケットサービス)
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[陸前高田公演]
■日時:2024年12月1日(日)17:00開演
※受付開始・開場は開演の30分前。上演時間は1時間程度を予定しています。
⭐︎終演後にアフタートークがございます。
ゲスト:越戸浩貴(山猫堂主宰/特定非営利活動法人高田暮舎 副理事長)
⭐︎ゲスト出演!〜陸前高田公演は3名のゲストと共にお贈りします。
玉崎コウ、濱口芽、石橋颯己
■会場:旧横田小学校
岩手県陸前高田市横田町字志田実3-11
最寄りの公共交通機関はありません。
お車でご来場ください。駐車場有。
■料金 一般 3,000円
中学生以下無料